第16回日本ろう者バドミントン選手権の結果について

大会報告

こんにちわ。沼倉です。

 1月25日、26日に行われた日本ろう者バドミントン選手権が無事に終わりました。色んな方々がお見えになり、日頃より応援していただいているのだなと実感しました。誠にありがとうございます。

結果と反省、今後について一晩かけて考えたので、それをまとめました。

結果について

男子ダブルス 優勝

女子ダブルス 優勝

混合ダブルス 優勝

男子シングルス 5位

反省

男子ダブルス

良かった点

 パートナーは上からのショットが得意なので、自分が積極的に前衛役を買っていったのが功を奏したと思います。前衛の時のシャトルの捌き方について、余裕を持って色んな球を打てたのが良かったと思います。

 後衛に回った時、スマッシュやガットを緩急や高さを変えて打ちました。おかげで決まる確率が上がり、また省エネ的なゲーム運びが出来ました。

悪かった点

 前衛に立った時、クロスカウンターを打たれて決められるシーンがいくつかありました。僕がカバーするべきでした。

 サービスレシーブの時、色んなコースを打ち分けることが出来れば、有利な状態でラリーへ持って行きやすく、パートナーにとっても楽になると思います。

 ディフェンスで相手がラッシュで打ってきた時、大きくリターンを返せずに決められることが多かったです。素早い動作の準備と手首の力(コンパクトに)でバック奥に飛ばす練習する必要があります。

 ネット前でシャトルが浮いた時のチャンスをものに出来なかったです。足(ジャンプ)とラケットを同時に上げて、コンパクトに斜め上から切る感じのプッシュを打つと上手く行きますが、まだ練習する必要があります。

混合ダブルス

良かった点

 バック側の低い球が来ても、そこからストレートやクロスなど色んなコースに打ち分けられるようになったと思います。おかげで不利な形勢になることが減りました。

 フットワークが早くなったと思います。打った後にクロスのカウンターが返ってきても、決められることなく攻め続けられるようになりました。コートのカバー範囲が広がったと思います。

 フォーメーションについてはトッパンに固執せず、柔軟にローテーションすることで、相手にプレッシャーを与えることが出来ました。ネット前に浮いた球は迷わずに思い切り決めにいってもいいと思いました。

悪かった点

 サービスが甘かったです。浮くことで不利な状態から始まることになるので、浮かないサービスを打てるように練習する必要があります。浮かないだけではなく、タイミングや相手のラケットの位置、ロングサーブ、ピンサーブ、などなど打ち分けれるように。

 フットワークが以前より早くなったけど、世界はもっと早く動けるようにしないと勝てないので、もっと練習します。あわせて素早く動き続ける体力も。

 クリアーやロブの使い方が下手くそでした。ロビングを打つとき、手首を固定した状態で打っていたので、速いロビングが出来ません。クリアーは短かったり遅かったせいで、形勢逆転して決められるパターンが多かったです。

 ムキになって真っ向勝負にしてしまった時が多かったと思います。ドライブ合戦になった時、そのままドライブで返すのではなく、高い位置から素早いクロスネットを打ったり、前に落とすと見せかけて奥に返したり、と相手の得意な攻めにあわせないことも大事です。それをかわすと言います。

男子シングルス

良かった点

 全体的に簡単なミスが減りました。長いラリーになった時でも、こちらからミスすることがなくなったので、逆に相手にとってプレッシャーを与えることが出来るし、自分の中で余裕が出てくるので色んな球を打てるようになりました。

 フットワークを速くなったことによって、ラリーの主導権を握ることが多くなったと思います。相手のペースに合わせずに自分のペースで動くことが大事だと思います。

 シングルスのゲーム運びが分かってきました。今まではダブルスばっかりやっていたので、スマッシュやドライブを多用していました。シングルスは4隅を狙ってチャンスあらば打つようにすることによって点数が取りやすいことが分かりました。

悪かった点

 ディフェンスがダメダメでした。ラケットの打点が後ろに下がり気味だったので、速いリターンやシャトルのコントロールが難しくなります。シャトルを前で捉えるように素早く動く必要があります。

 ネット前からのヘアピン、ロビングがワンパターンだった。正直、余裕がありませんでした。素早くシャトルの下に入り、ディセプションをかけたり、クロスネットが打てるようになれば、点数が取りやすくなると思います。

 バック奥からのスマッシュが弱かったです。ダブルスでは強いスマッシュを打てるのに、シングルスになると億劫になってしまいました。スマッシュをストレート、クロスに速く強く打たないとラリーを終わらせることが厳しくなります。

 バック奥からのカットがダメでした。というか、ほとんどのカットが下手くそです。速いカットを打てるためには高い打点に持っていく必要があり、フットワークが遅いので、球足が長くて遅いカットになってしまいました。

 要するにフットワークが遅いです。前よりは早くなったけど、もっと早く!足の運び方もまだ改善の余地あると思います。

今後について

 早いフットワークとそれを維持するための体力を身に付けたいと思います。早いフットワークを実現するためには、闇雲に動けばいいものではなく、テンポを変えて、動きにメリハリをつける、そして、無駄な動きをなくすことが大切だと思います。

 この技術は一朝一夕で身に付けられるものではないので、しばらくはこのフットワークの練習をして行きたいと思います。速いフットワークが出来るようになれば、カットやスマッシュにも活きてくると思います。

 2021年デフリンピックの開催がブラジルに決まりました。それに向けて、一層頑張りますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

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