デフバドミントンネットワークを立ち上げた経緯
いつも応援ありがとうございます。デフバドミントンの日本代表をやっています沼倉昌明と申します。
「デフバドミントン」とは、英語で”DEAF(聞こえない)”と”バドミントン”を組み合わせたもので、聴覚障害者のバドミントンのことです。競技中は補聴器を外すことが義務付けられており、コート上ではアイコンタクトや手話でコミュニケーションを取っています。ルールは、基本は健常者と同じルールです。ただ、主審はサインを使って、試合を進めます。
そうです、通常のバドミントンと何ら変わりありません。
ただ、「聴覚障害」というハンデがあるだけなのです。
だからこそ、
「もっと多くの人に知ってほしい」
「もっと多くの人に応援して欲しい」
と思ったのです。
デフバドミントンを普及し、より良い環境を整えていくためにデフバドミントンネットワークを立ち上げました。
高い結果を目指し鍛錬を繰り返すとともに、練習環境作りにも注入し、皆で大きな夢を描き、楽しみながら目標に向かって進むチームとなることを目指します。
選手情報
沼倉 昌明(ぬまくら まさあき)
北海道出身。37歳。趣味は映画鑑賞と料理。トレンドマイクロ株式会社所属。
夏季デフリンピックバドミントン競技日本代表選手として、2017年トルコ・サムスン大会で混合ダブルス5位入賞、2022年ブラジルデフリンピックでは、団体戦銀メダル。
2018年アジアろう者バドミントン選手権では混合ダブルスで銅メダル獲得。
2019年世界ろう者バドミントン選手権では日本初となる男子ダブルスで銅メダルを獲得。団体戦銅メダル獲得に貢献。
2022年夏季デフリンピックでは史上初となる団体戦銀メダルを獲得。個人戦の男子ダブルスはベスト4まであがったものの日本選手団のコロナ感染がまん延により途中棄権。
2023年 世界デフバドミントン選手権では団体戦銀メダル、男子ダブルス銅メダル。
2025年東京デフリンピックに出場に向けて、鍛錬の日々を送っている。現在、男子ダブルスにおいて世界ランキング4位(2023年11月時点)
戦歴
平成27年11月 アジア太平洋ろう者スポーツ大会 台湾・桃園 団体 2位
平成29年 7月 夏季デフリンピック トルコ・サムスン 混合ダブルス 5位
平成30年11月 アジアろう者バドミントン選手権 混合ダブルス 銅メダル
令和元年 7月 世界ろう者バドミントン選手権 団体戦 銅メダル/男子ダブルス 銅メダル (日本初)
令和 4年 5月 夏季デフリンピック カシアス・ド・スル 団体戦 銀メダル / 男子ダブルス 4位(コロナ棄権のため)
令和 4年 9月 アジアろう者バドミントン選手権 男子ダブルス 銅メダル
令和 5年7月 世界ろう者バドミントン選手権 団体戦 銀メダル/男子ダブルス銅メダル(2大会連続)
受賞歴
2017年12月 文部科学大臣賞受賞
2022年 7月 東京都都民スポーツ大賞受賞
2022年 9月 彩の国功労賞受賞
2022年10月 朝霞市優秀選手賞受賞(2回目)
2023年6月 道民栄誉賞受賞
沼倉 千紘(ぬまくら ちひろ)
千葉県出身。31歳。
現在坂戸ろう学園中学部で教諭として勤務。夏季デフリンピックバドミントン競技日本代表選手として、2013年ブルガリア・ソフィア大会、2017年トルコ・サムスン大会に出場。
2015年世界選手権ブルガリア・ソフィア大会では、女子ダブルス銀メダル。
2018年アジアろう者バドミントン選手権では女子ダブルス銀メダル、女子シングルス、混合ダブルスは2種目とも銅メダル。
2019年世界ろう者バドミントン選手権では女子ダブルス銅メダル。団体戦銅メダル獲得に貢献。
文部科学大臣賞、朝霞市優秀選手賞受賞。